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打抜き機のムリ・ムラ・ムダを減らしたい~②
ムラ取り作業にどのぐらいの時間を費やしていますか?
慎重さの上に経験を求められる難しい作業ですので、誰でも簡単に…とはいきません。
例えば、クワエ側が全く切れていないのに、天側だけ切れてしまったりしていないでしょうか?
製品品質の保持という面では丁寧なムラ取りは必須!
無理な過圧と無理なムラ取りをしてしまうと、刃先が潰れてしまい紙粉発生の原因になったり、罫割れが起きたりと品質に関わる大きな代償を被ります。
最悪の場合、品質の悪い製品が抜き上がってしまうことにより返品、検品作業に時間をとられてしまいます。
天側部だけ切れ、大部分のムラ取りを残した時点で刃先を潰さずにどのタイミングでムラ取りをするかの判断に迫られます。
作業者の心理的に、ムラ取りテープの貼る時間が相当にかかる…予定表通りにいかない…面倒くさいという気持ちが芽生えてしまいます。
「もう少しバランス良く加圧ができれば、ムラトリの時間が短縮できるのに。。。」
お手軽で、ムラ取りの時間短縮できる方法はないでしょうか?
ゾーンのムラ取りで時間短縮
予めにムラ取りの多い箇所へカバーをする方法。
「ゾーンパッチシート」でゾーンのムラ取りをしてみませんか?
使い方は至ってシンプルです。
ムラの多いところを予想しながらチェースにゾーンパッチシートを敷いて、後はいつも通りのムラ取り紙やマイラーを乗せるだけです。
特別な作業もなく、いつも通りに作業していただくだけで、重ね貼りをしていた箇所の刃物や罫線のバランスを調整できます。
入れ具合を確認して、ゾーンパッチシートを重ねるとより効果的です。
商品の大小に関係なく、抜型はクワエ側に寄せてセットしますので、どうしても、天側とクワエ側の機械バランスに差が出てきます。
その対策として、バランス刃、バランス罫を入れたり色々な手法が取られてます。
ムラ取りの時間を短縮するには
現在、貴社がムラ取りしているマイラー、高低紙を見て製品(形状)が変わっても、重ね貼りをしている場所を特定し、バランスの良い状態にもっていくか、画像のように機械バランスを把握することが早いです。