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サクセスカレッジ

2019/07/12

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大創 6S改善活動 清掃・清潔・躾+「習慣」編

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6S改善活動とは整理、整頓、清掃、清潔、躾、+1「習慣」

前回の整理・整頓+「習慣」で申し上げたように、6S改善活動とは「整理整頓をすること」「掃除をすること」「きれいに整列させること」これは間違いではありませんが、本来の目的とは違うと思っています。その理由を今回は清掃・清潔に焦点を絞って説明させていただきます。

「習慣」清掃・清潔・躾の目的

6S活動を会社の方針として、力を入れる企業は少なくないと思います。

清掃・清潔・躾を目的として、綺麗なオフィス・職場というのは働いている人も気持ちよく仕事が出来ますし、来客の際にも好印象を与えます。
6S工場
<6Sに徹底している弊社神奈川工場>

我が大創も、「魅せる工場づくり」として取り組み、6S活動に力を入れております。
清掃は単に会社の掃除を行い、綺麗に保つ以上に大きな効果があります。

清掃は綺麗な空間を保つだけでなく、実践する社員のみならず、その空間にいる社員たちの心にも変化をもたらしてくれます。

清掃ができておらず、清潔感が無い環境では、ただ黙々と作業する社員、明るさ活気も感じられない場合が多いですが、そんな職場でも、6S活動を行うとみるみる活気ある職場へ生まれ変わります。

そのためにはこの6つの事を守る必要があります。

  • ・整理:要らないものを捨てる
  • ・整頓:必要なものを分類して置き場所を決める
  • ・清掃:清掃を行う
  • ・清潔:綺麗な状態を保つ
  • ・躾:決めたことを徹底する
  • ・習慣:この上記5つを習慣化させること

 

要は「凡事徹底」です。

当たり前のように思いますが、この当たり前の事を継続し習慣化するのは、
中々出来るものではありません。組織として、これらを遵守して習慣化していくには、社員の心理状態を知る必要があります。

凡事徹底の必要性 ~「ブロークンウインドウ理論」とは?

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・リーダーがトイレ掃除を行う理由
大創は全国に4工場ありますが、各工場とも部門長がトイレ掃除を行うという決まりごとがあります。
私自身も20年間トイレ掃除を率先して行っています。

理由としては、誰もが嫌がる場所だからという意味ではなく、「職場の空間の中で、トイレがそのモラルが顕著に現れる場所だから」です。

事実トイレ掃除を率先して行う事で、その職場のモラルの状態が把握出来るようになりました。
*荒れた学校、儲かっていない会社、士気の低い職場はトイレから荒んでいく
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・「ブロークンウインドウ(割れ窓)理論」とは?
その心理として、「ブロークンウインドウ理論」をご存知でしょうか?

治安が悪化するまでには次のような経過をたどる。

①建物の窓が壊れているのを放置すると、それが「誰も当該地域に対し関心を払っていない」というサインとなり、犯罪を起こしやすい環境を作り出す。
②ゴミのポイ捨てなどの軽犯罪が起きるようになる。
③住民のモラルが低下して、地域の振興、安全確保に協力しなくなる。それがさらに環境を悪化させる。
④凶悪犯罪を含めた犯罪が多発するようになる。

*無秩序の連鎖が発生しやすくなる

1980年代アメリカのニューヨークは、世界でも治安の悪い都市と言われていました。
その中でも、ニューヨークの地下鉄は最も危険な公共機関と言われていましたが、
地下鉄の落書きなどを軽犯罪を徹底して取り締まる事で、
5年間で犯罪の認知件数は
殺人が67.5%、強盗が54.2%、婦女暴行が27.4%減少し、治安が回復しました。
また、中心街も活気を取り戻し、住民や観光客が戻ってきた、という話は有名です。

・治安を回復させるには

  • 1. 一見無害であったり、軽微な秩序違反行為でも取り締まる
    (ゴミはきちんと分類して捨てるなど)。
  • 2. 警察職員による徒歩パトロールや交通違反の取り締まりを強化する。
  • 3. 地域社会は警察職員に協力し、秩序の維持に努力する。

小さな軽微な問題を放置すると、やがて大きな問題となり、
それを改善するにはそれ相応の労力と時間を要します。

小さな問題でも放置すれば必ず悪化しします。
問題は誰が気付き、迅速に対応するかですが、リーダーは速やかに察知して迅速に行動する能力が問われます。

その意味でも部門長のトイレ掃除は重要な「気づきトレーニング」の役割を果たしています。

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無秩序の連鎖

「挨拶」「連絡・報告・相談」「ゴミが散乱」「整理整頓」が、やがて「無関心」になり「挨拶」もしない「報告・相談」も無くなり、「ミス・クレーム」が連発し「整理整頓」が出来ていないので、生産性・品質も低下します。
*無秩序の連鎖は瞬く間に蔓延していきます。

《ディズニーランド・ディズニーシー》の例>
ディズニーランドやディズニーシーでは、パーク内のささいな傷をおろそかにせず、ペンキの塗りなおしや破損箇所の修繕を見つけ次第頻繁に行うことで、従業員だけでなく、来客のマナーも向上させることに成功している

6S活動は地道です。
6Sに無頓着な人は、職場環境が良かろうと悪かろうと、無条件に受け入れて、基本的には待ちの姿勢だと考えてください。それを、これではいけないと気付くには、6Sを行う事によって、その変化や効果を実感していく経験が重要だと思います。
効果が上がる実績を肌で感じる事によって、作業改善にも前向きに取り組んでいけるようになるので仕事の生産性・品質も向上します。

職場には無駄が多い ~「探すムダ」「誤使用のムダ」

6S活動
6S活動がおこなわれていない職場には、思った以上に多くのムダが溢れていて、それらが日常業務の足を引っ張ります。6Sによってムダを省くことで、生産性や品質が向上していきます。

ここでは、職場で生み出している「探すムダ」、「誤使用のムダ」について考えていきます。

必要とするモノが、どこに置かれているかを明確にしておけば、探す時間は最小限で済みます。
また、誰でもわかるように配置されていれば、問い合わせや確認も少なくなるでしょう。
このようにして、ムダに消費していた時間を本来の仕事に割り当てることができ生産性が向上します。

6Sの効果~「生産性向上」「品質向上」

6Sは、生産性だけでなく、品質も共に向上させます。
生産性を追求すると品質が犠牲になると言われる人も少なくなく、また品質を追求すると生産性を犠牲になると思われているようです。しかし実際は、6Sを行う事で生産性・品質の両方を引き上げる事は可能です。

整えられた環境では、作業全体がスムーズに進むようになり、余計な確認事項がなくなり作業に集中できます。
6S・改善の繰り返しが生産性・品質の習熟度を上げるでしょう。この習熟レベルを上げることこそが、これらを習慣化するための根源で、ルールが守られれば、共通認識としてルール決めしやすく、品質と生産を飛躍的に上げる要素の一つです。

品質が良くなれば、やり直しや手戻りが無くなり、生産性は向上していきます。

6Sを通じて「創合力」発揮へ ~管理者の役割とは

しかし、最近の職場では一人ひとりが尊重され、「組織<個人」の協働することのない「個の集団化」が進んでいるように感じます。すべての社員の協働を促すためにも、6Sは欠かせないものなのです。

個の集団とは、「それぞれが独立して仕事をこなし、自分の守備範囲だけをこなし、お互いに最低限の関わり合いしか持たず、干渉し合うことなく、業務の種類やエリアなどの都合に応じて職場に属しているだけの集まり」です。

個の集団が悪いわけではありませんが、
問題は、最近は専門性が求められない部署でも「個の集団化」が進んでしまっています。
専門性が求められない部署は、完全に独立していることはなく、関連し合っているはずです。関連し合っているのに、個別に守備範囲を決めてしまいます。

いろいろなところに歪みや不整合が生まれ、問題が噴出してくるのです。
「誰がやった?」「私の担当範囲ではない」といった責任の押し付け合いもでてくるのではないでしょうか?

個々の仕事が重視され多能工が当たり前の時代では、管理者が個々の従業員の能力が最大限に発揮するための仕事の配分を考え、指示することも可能でした。
しかし現代は、仕事の内容も高度化し、多様化しています。さらには、それらがめまぐるしく変化するスピード社会になっています。

管理者が、業務ひとつひとつ、従業員一人ひとりの仕事すべてを把握することは不可能です。仕事のノウハウ・スキル一つひとつを伝えるには、その従業員の受ける姿勢も重要で、ノウハウ・スキルよりも環境作りに力を入れる事が先決です。

打ち合わせ

仕事は会社に利益をもたらす究極の目的があります。
そのためには会社にいる全ての個々能力を最大限に活用する必要があります。
「使うモノが決まった場所にあること」や「不要なモノがない」ことは、各社員の負担を下げます。不満やストレスを感じることなく仕事を進められるでしょう。

組織の中で6Sが実践されていれば、お互いに協力し合う機会も増やせます。
これができていないと、共有するべき内容が個々で把握できず、共有資料や共有物が個人専用化されてしまい、創合力が発揮できません。

協力しようにも、相手が持つ情報や資料が把握できないために関与を躊躇することもあるでしょう。担当者が不在時の顧客対応でも参照すべき資料の所在がわかれば迅速な代理対応も不可能です。

このように6Sが行われていて、はじめて創合力が発揮することができます。

最後に

大創6S改善活動は働く人のモチベーションが要で、良好なコミュニケーションや魂のモノ作りの原点となります。
これを追及していくと、改善の上に改善があると捉え、より安全に、楽に、正しく、正確にを考働し研究していく事で人財・品質・組織の成長につながります。
今回は整理・整頓+「習慣」前編に引き続き清掃・清潔・躾+「習慣」をお伝えしました。

今回の記事で少しでも改善の一助になれば幸いです。

大創では、社内の改善や生産性向上を高めながら、高品質な商品をご提供出来るように日々取り組んでいます。

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幸崎修一

Author:幸崎修一
大創株式会社 技術本部 本部長 幸崎 修一です。
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